第1回 早稲田中の算数は手作業能力が問われます。
小林講師(中学受験鉄人会スーパープロ家庭教師)
早稲田中の算数についてお話させていただきます。
ずばり、早稲田中の算数は手作業能力があるかどうかだと思われます。
問題を読み、それを書いて表現をし書きながら解法を導き出すという事です。
今回は、よく出題される食塩水の問題をとりあげたいと思います。
(1)食塩水Aの濃度は、食塩水Bの濃度の2倍です。
食塩水Aと食塩水Bを2:3の割合で混ぜると7%の食塩水が出来ました。
食塩水Bの濃度は何%ですか。
面積図を使っ解いてみましょう。面積比の関係を使って考えます。
(2)容器Aには濃度10%の食塩水が150g、容器Bには濃度15%の食塩水が200g入っています。
Aから50gをとってBに入れてよくかき混ぜ、そこから50gをとってAに入れてよくかき混ぜました。このとき、Aの食塩水の濃度は何%になりましたか。
式だけでなく問題のやりとりを図で表す事が大切です。
どうでしょうか、
矢印を使ってその時の食塩水、食塩を書き込んでいくことで解き方がわかってくると思います。 いかに問題そしてその問題の考え方を表現できるかが、早中算数の重要なところであり、おもしろさだと思います。 問題をただ解くだけでなく面積図、ビーカー図を書いて説明出来るように取り組んで下さい。