2018.7.4配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
筑駒 貝塚正輝のもう中学受験塾はいらない!(巣鴨中学が2月1日午後に算数選抜入試を導入!)
こんにちは!入試対策室の貝塚です。
巣鴨中学の来年度入試で、算数に大きな変更があるとの情報を入手し、早速学校にお電話をしてみました。以下にレポート致します。
- 2月1日(金)の午後に「算数選抜入試」が新設されます。
- 午前入試(第T期、第U期、第V期とも)の算数で、解答のみを答えさせる問題が含まれ、これまでの全問記述式ではなくなります。
算数選抜入試は募集人数20名で算数1科の入試となります。「算数のトータルの力を見たい」との方針で問題が作成されますが、これまでの全問記述式にこだわらず、特別な対策を要するものにはならない予定です。算数選抜入試の詳細は、今後学校HPで発表されます。
巣鴨の算数と言えば全問記述が伝統的に有名でしたが、来年度入試からは小問集合(計算のみの問題が含まれるかは未定です)のかたちで、「解答のみ」の問題が一部含まれることになります。
大問数はこれまでの5題から4題になりますが、小問数は15題のまま変わらない予定です。問題の難度自体は大きく変わらない可能性が高いです。
国語・理科・社会は本年度入試からの変更はありません。
算数の記述問題が減ることは受験生にとって負担減という大きなメリットがあります。一方で、多くの受験生が対応しやすいテストとなり、競争が激化するというデメリットも想定されます。特に第T期は募集人数が100名→80名と減ることもあり、激戦となる可能性が高いです。
巣鴨中学と言えば、東京大学に毎年多くの合格者を輩出(2017年度12名、2016年度13名、2015年度21名)する名門校です。これまでは、中学受験の偏差値52(四谷大塚の最新80偏差値)が、高校入試の偏差値では68(晶文社『高校受験案内2019』)と大きくアップする、いわばお得な学校のひとつとも言われていましたが、来年度の入試変更で、中学受験の偏差値も大きく上がるかもしれません。
巣鴨中学の入試変更は、来年度入試の大きなトピックスになること必至です。
算数選抜入試の最新情報、学校説明会やイベントなどの詳細は、学校HPをご覧ください。
以上、中学受験の現場から貝塚がお伝え致しました。
中学受験鉄人会 入試対策室
室長 貝塚正輝
(筑波大学附属駒場中高卒)