2017.2.22配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
元日能研講師が教える、日能研6年生が1学期に為すべきこと、知っておくべきこと
これからお話しすることは日能研に通塾されている6年生の方々に第1志望校に合格するために1学期に為すべきことや、知っておくべきことをお伝えするものです。是非参考にされ合格を勝ち取って下さい。
(1)通常授業と家庭学習
日能研では本科テキストをメインに通常授業が行われます。また、家庭学習用教材として『栄冠』『計算と漢字』『語句のたしなみ』(配布されない場合もあります)を使って家庭学習を行います。日能研では予習を必要としません。したがって家庭では振り返りに主眼を置いてください。振り返りとは授業で扱った問題の解き直しをして、関連の問題として『栄冠』を行い、理解度を確認することです。特に国語では本科テキストの読解1や『栄冠』の文章がそのままカリテに出題されることが多いです。漢字も『計算と漢字』から出題されますので家庭学習をおろそかにすると差が出てしまいます。
(2)家庭学習の肉付け
日能研生の弱点として挙げられるのは家庭学習の量の不足です。これは他塾の課題の量と比較して少ないということです。実はこれを認識しているご家庭が少ないようです。ではどのくらい肉付けしたら良いか。判断が難しいところです。 考え方として、クラスアップするためにはどの教科を何点上げる必要があるかを判断して計画をたてるということです。クラスアップ基準は教室に問い合わせると良いでしょう。 具体的な肉付けの方法ですが、たとえば1組に在籍されている場合とGまたはMクラスに在籍されている場合とでは当然学習内容が異なります。ここでは平均点に届かない方を例にお話致します。平均点をとりクラスアップするため、まず算数では授業で扱った問題を解き直し解法を理解暗記してから『栄冠』を行います。国語は授業で扱っていない本科テキストの読解UやVも家庭で行い、その後『栄冠』をやりましょう。漢字も自身でテストをして完璧に書けるようにしてカリテに臨んで下さい。理社は授業で扱わなかったテキスト内容を暗記するためのノートを作り、その後『栄冠』をやりましょう。 こうした学習習慣をできるだけ早く確立することが合格への近道です。また、これらの学習内容は全てのクラスの方がすべき勉強方法です。GやMクラスの方はこれ以外に肉付けをしていきましょう。市販の日能研ブックスやサピックスの市販教材(※具体的なテキスト名)で応用力をつけることをおすすめします。
(3)質問する
日能研の強みは質問できる方がたくさんいることです。他塾と違って授業担当の先生以外に教室長はじめ教室スタッフ、日能研OBのチューターの学生と質問できる方がたくさんいます。授業の前後だけでなく授業曜日以外にも質問ができます。他塾にはないよさですので活用してみましょう。Aでお伝えした内容を自力で全て理解することは難しいこともあると思います。答えの出し方が解らない、答えがわかっても誤答になってしまい、どこが悪かったのか解らない場合など授業で解消出来ないことを質問してみましょう。
(4)1学期に注意すべきこと
まず、@からBにお伝えしたことを出来るだけ早く習慣として身につけることです。次に春期講習では、本科テキストから離れますが、同じように講習のテキストを全てやりきるようにしましょう。授業のやり残しや課題以外も指示がなくとも全てやりきることが実力アップにつながります。 春期講習が終わるとゴールデンウィークになります。塾からの課題があってもそんなに多くはありません。他塾ではゴールデンウィーク特訓があったり、多くの課題が出されています。そのことからもこの期間を休みとはとらえず、家庭学習を進めることが大事になります。例えば、普段出来ない市販の教材や理社の暗記のし直しなど苦手科目の補強を行いましょう。
(5)まとめ
これまでの内容をまとめてみます。
- 授業の振り返りや「栄冠」などの課題を徹底的にやる。MやGクラスの人はその他の教材にもチャレンジする。
- 早期に学習習慣を確認してクラスアップを目指す。
- 質問する生徒になる。
- 講習中やゴールデンウィークで学習習慣を崩さない。
今年、家庭教師で担当した日能研生は、当初4クラス体制の1組でしたが、早期に学習習慣を身に付け着実に為すべきことを行い、結果偏差値57の学校に合格しました。皆さんも先輩に続いて合格への道を切り開いて下さい。
われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師は、常に100%合格を胸に日々研鑽しております。ぜひ、大切なお子さんの合格の為にプロ家庭教師をご指名ください。