2016.5.24配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
日能研5・6年生 第32回算数・国語の攻略ポイント!
<算数 6年生 第32回>
高さが等しい三角形や台形は底辺の長さの比と面積の比が同じになります。例えば、底辺の比が2:3の三角形の場合、同じ高さをかけて、同じ2でわっても2:3の比は保持されます。台形や平行四辺形でも底辺が上と下に2つあるだけで仕組みは同じです。
【攻略ポイント1】
「考えよう1」と「考えよう2」は台形の分割です。面積比から長さを求める「考えよう2」の方が解き方を忘れがちです。「考えよう3」は全体を1として、それぞれの部分を分数で表し整理する方法と、部分を1(または他の簡単な数字)とおいて全体を求める方法のどちらでもよいでしょう。全体を1とする解き方は、次の「考えよう4」にスムーズにつながります。
【攻略ポイント2】
「考えよう4」は全体から角の3つの三角形を切り取ります。角の三角形は補助線を引くと「考えよう3」と同じ構図になりますが、仕組みがわかったら補助線なしで計算したいところです。問11や問15のような、点で区切れない図形でも練習しておきましょう。「考えよう5」はまん中を1とおいて、まわりの三角形に数字をかきこんでいきます。補助線なしでも解けますが、3本の線で7つの三角形に分けると高さの等しい三角形が一目瞭然です。
【攻略ポイント3】
「深めよう1」は、面積が同じなら底辺と高さは逆比になることを利用します。問6もやっておきましょう。同じ解き方ですが、見た目が違う図に見えるので気づきにくいかもしれません。「深めよう2」は、同じ高さの三角形を見つけること自体がポイントになります。問7も必ずやっておきましょう。 「底辺比=面積比」というシンプルな関係を様々な問題で使いこなせるよう練習して下さい。入試では、次回学ぶ相似との組み合わせで出題されることがほとんどです。重要かつ手強い分野です。
<国語 6年生 第32回 詩U 作者の視点>
詩の2回目の学習になります。
【攻略ポイント1】
今回は作者の視点から内容の把握を行ないます。学習のポイントとして、作者が「いつ、どこから、何になって、何をどのように見ているか」を考えて読み進めてみましょう。これが基本的な読み取りになり、そこから出題を考えて行きます。出題とは作者のメッセージと考えてください。何を読者に伝えたいのか、作者の視点から具体的に詩中の表現に自分の言葉を補って表現してみましょう。テキストには詩とその鑑賞文が記載されている問題があります。傾向として中堅校までは詩のみで比較的主題が理解しやすい素材の詩が出題され、難関校では鑑賞文を含んでの出題になります。主題をとらえるにはこの鑑賞文も大きな手がかりとなります。鑑賞文は丁寧に読み進めて下さい。
【攻略ポイント2】語句 品詞T
今回から文法の学習になります。32回の語句では品詞のうち自立語の理解を深めます。あつかうものは、自動詞と他動詞、動詞、形容詞、形容動詞の係り受け、名詞の種類、副詞と連体詞の識別、呼応の副詞です。ポイントとは自動詞と他動詞の識別方法の理解と暗記、各名詞の性質の理解から識別できること、呼応の副詞の正しい使い方になります。基本的な文法の知識は5年生の終わりに学習しています。苦手な方は振り返りをしてから授業に臨みましょう。振り返りのポイントとしては各品詞の性質を確認することです。
<算数 5年生 第32回>
図形の回転移動がテーマです。
【攻略ポイント1】
「考えよう1」は長さを求める問題、「考えよう2」は面積を求める問題です。頂点の軌跡をていねいに書き込みます。テキストに書き込めるようになっています。ノートに一から作図してみるのも、良い練習になります。「考えよう2」には辺BCの通過面積だけ設問にありません。回転の中心から離れた辺の移動は特別なテクニックが要るので問7で独立した問題として扱っています。問7は必ず解いて下さい。通過部分を斜線で示したあとは、全体から斜線部を引く方法と、斜線部の一部を移動させる方法があります。
【攻略ポイント2】
「考えよう3」と「考えよう4」は円を転がす問題です。こちらも長さを求める問題と面積を求める問題両方あります。角を曲がるときの様子をよく理解しましょう。問6と問13の長方形の外側や内側を1周する問題は必ずやっておきましょう。特に内側1周のときの面積は間違いやすいので、慎重に解きましょう。問5の正三角形を転がす問題、問10の長方形の回転、問12の半円の回転、オプ説問4の扇形を転がす問題も要注意です。また、解答の図は移動が終わった図であるため、どうしても移動している最中の様子がイメージできない人もいるでしょう。ネットの勉強サイトなどにアニメーションでわかりやすく示してくれる動画があるので参考にしてみるのも手です。
<国語 5年生 第32回 論説文T 理由(1)>
今回から5回にわたり論説文を学習します。
【攻略ポイント1】
論説文とは筆者が着目した話題に関する事実をもとに、その事実について筆者の考察が書かれている文章です。考察には事実=事象の理由が示されています。今回はこの理由を読み取る学習になります。理由を読み取るための前提として前述した話題や挙げられた事象をとらえる必要があります。まず、どのようなことを話題にし、どのような具体例を挙げているのかを考えてください。例えば読解Tでは、冒頭の「人間のからだと、機械とは、どこが違うだろうか。」とあります。これが話題となり具体例としてコンピュータや人工心臓などを挙げています。そこから筆者の考察として、「機械と人間の区別は難しい。」という最初の意見が提示されます。次にこの意見から機械をからだの延長としてとらえることができるという視点を読者に提示し、これを理由に「人間の作った機械を、なにか人間とは特に違ったものと考える必要はない。」という結論を挙げています。このように文脈をとらえながら本文を把握していきましょう。理由をとらえる技術としては、テキストに記載されている接続語を手がかりにすると良いと思います。
【攻略ポイント2】語句 言葉の意味
今回の語句は和語と外来語を学びます。和語とは昔から日本にある「やまとことば」で、外来語とは外国語が日本語として定着したカタカナの言葉をさします。和語と他の言葉を識別する出題はありません。学習の目的は言葉の意味と用法です。一つ一つしっかり覚えて使えるようにしましょう。語句のたしなみをお持ちの方はぜひ和語の部分に目を通してください。入試では頻出の単元です。
われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師は、常に100%合格を胸に日々研鑽しております。ぜひ、大切なお子さんの合格の為にプロ家庭教師をご指名ください。