2012.01.27 配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
SAPIXの新6年生へ、受験学年スタートにあたってのアドバイス
2月の入試期間が終了すると、6年生のカリキュラムがスタートします。デイリーサピックスのほかにウィークリーサピックス(土曜特訓)が始まり、プリントの種類や家庭学習量が大幅に増えます。そこで今回は、6年生スタートにあたって家庭学習において気をつけていただきたいことをアドバイスさせていただきます。
まず、夏期講習終了までは家庭学習の大半が算数に費やされ、「1学期は算数の復習以外何もできなかった」という生徒さんが例年多数いらっしゃいます。その原因は算数のカリキュラムが5年生で全単元を終了し、6年生開始とともに入試対策に入るからです。入試問題にチャレンジしているわけですから、解けない問題が多くて当然です。解けない問題が多い場合も焦らなくて大丈夫です。
さらに、家庭学習での問題の取捨選択も重要です。授業プリントの「導入と基本」「デイリーサポートAとB」まで解けるようになることが最優先ですが、注意も必要です。それは、復習でスラスラ解けていても解説を丸暗記しているだけの可能性があるからです。それでは数値換えの問題は解けても、少し表現が変わった問題は解けないことが多いでしょう。そこで、基本問題を通じて条件のまとめ方と知識の活用方法を身につけることを大切にしましょう。
しかし、サピックスのテキストは基本問題の掲載数が少ないため、基礎学力の確立は各自で行わなくてはなりません。多くのサピックス生がお持ちの問題集では「応用問題の解き方」の例題・類題・ステップを解くとよいでしょう。その他の問題集では、サピックスが薦めている「応用自在」のほか、「解き方上手」や「出る順」、「中学入試の最重要問題」、東京出版の「プラスワン問題集」や「ステップアップ演習」、「力の5000題」などの中から、例題・基礎問題の問題数を確認し、学力レベルに応じて活用されることをお勧めします。
次にウィークリーサピックス(土曜特訓)に話を移しましょう。まずコース割ですが、麻布や武蔵など記述問題が重視される「Bタイプ」校のクラスを別枠で設定する以外は男女別・成績順クラスです。クラス名と志望校はあまり関係有りませんので気にしなくて大丈夫ですが、何番目のクラスにいるのかくらいは認識しておいてください。
ウィークリーサピックスで大切なことは、理科と社会が4年生からの内容を総復習していく点です。デイリーサピックスとは別カリキュラムで進むため、毎週各教科の授業が2回ずつ行われることになり、プリントの種類も量も大幅に増えます。早期に復習すべき内容と一週間の勉強時間を把握し生活スタイルを築きましょう。 また、サピックスは一般的にデイリーサピックスが中心で、ウィークリーサピックスは時間の許す範囲での復習でよいという見解ですが、理科の「ポイントチェック」と社会の「知識の総完成」は必ず復習してください。
しかし、毎回の知識量はかなり多いので、全てを完璧に覚えようとすると先に進みませんので「目を通す」「頭に入れる」機会を増やすことを心がけてください。さらに社会は「漢字で書く」と大変有効です。このように土曜特訓の復習は大切ですが、この時間を捻出することがとても大変です。
保護者会で各教科の先生から家庭学習の優先順位が説明されますが、「最低限これだけはやってください」という内容でさえ全教科行うことはほぼ不可能です。それを十分理解した上で、出来る限りの努力をして下さい。そのためには、時間を確保し学習内容の優先順位をしっかりつけることが不可欠です。
われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師は、常に100%合格を胸に日々研鑽しております。ぜひ、大切なお子さんの合格の為にプロ家庭教師をご指名ください。