鉄人の一通入魂

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2010.02.26 配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
サピックスVS市進学院(1月入試編)

[1]1月校(=千葉県や埼玉県)の入試に強い市進学院

千葉県では市進学院に通う生徒が多いようです。そして、1月校(=千葉県や埼玉県)の入試において、市進学院はかなりの合格実績を出しています。

では、優秀生が多く通っていると言われるサピックスと、具体的に今年(=2010年)1月の合格者数を比較して、分析してみましょう。

[2]渋谷幕張以外は、「市進学院が3桁(=100名以上)の合格者を出した共学校」について比較

■ 渋谷幕張
サピックス260名vs市進学院96名

【=164名の差で、サピックスの圧勝の感じが強いです。これは、サピックスに多数集まっている開成等の最難関中の志望者の多くが、渋谷幕張を受験しており、ある意味では当然の結果と言えます】。

■ 市川
サピックス350名vs市進学院246名

【=104名の差。渋谷幕張ほどの差ではありませんが、近年、難化しつつある市川では、サピックスが市川学院を引き離しています】。

■ 東邦大東邦
サピックス258名vs市進学院243名

【=東邦大東邦は千葉県の難関中ですが、ここでは僅か15名差です。サピックスと市進学院はほぼ互角と言えます。】。

■昭和秀英
サピックス38名vs市進学院111名

【=この学校も千葉県の難関中ですが、市進学院はサピックスの3倍近くの合格者を出しています。ここでは、市進学院の圧勝という感じがします】。

■ 専修大松戸
サピックス65名vs市進学院111名

【=ここでも、市進学院はサピックスの2倍近い合格者を出しています】。

■ 芝浦工大柏
サピックス45名vs市進学院109名

【=ここでは、市進学院が2倍以上の合格者数を出しています】。

■ 獨協埼玉
サピックス123名vs市進学院118名

【=僅か5名差です。サピックスと市進学院はほぼ互角と言えます】。

  • ■千葉日大…サピックス35名vs市進学院215名。
  • ■八千代松陰…サピックス2名vs市進学院123名。
  • ■常総学院…サピックス58名vs市進学院227名。

【上記3校では、合格者数は、市進学院の方が圧倒的に多くなっています】。

さて、いかがでしょうか…? 

開成等を第1志望とするサピックスの優秀生は、1月入試では2校くらいを受けるのだから、千葉県内の難関校の2〜3校でサピックスが多くの合格実績を出し、それ以外の千葉県や埼玉県の中学校で市進学院が多くの合格者を出す、という一面があるように思われます。

とするならば、サピックスの合格者の多くは、1月校は“お試し受験組”であり(=本命の2月校に向けて、1月中に中学入試を体験しておく)、実際に1月校に入学する者は多くない、と考えられます。

このように考えると、千葉県内の中学校への入学を第1志望とする受験生にとっては、志望校に入学できるか否かを争う真のライバルは、市進学院に多く存在していると考えられます。とするならば、例えば「千葉県に居住していて、千葉県内の中学校を第1志望とする受験生」にとっては、市進学院を活用することは得策と言えます。

何故なら、『実際に千葉県内の中学校に合格した上で入学していく人たち』が使っている教材で、勉強していることになるからです。それらの教材を100%身に付けたなら、合格の可能性は極めて高いことになります。

それらの教材とは、必修・授業プリント・ホームタスクの“三種の神器”でしたね。

学習日程カレンダーにしたがって、1週間単位でそれらをしっかりと身に付けましょう。毎回の「タスクテスト」で満点を取り続けることができれば、《合格の可能性の極めて高い勉強》を進めていることになります。

そして、定例試験や外部の模擬試験を活用することは、前述の通りです。

[3]早めに過去問に取り組もう!

1月校を第1志望とする受験生に気を付けてほしいことが1つあります。それは、1月上旬に冬期講習が終了したら、あっという間に入試本番が来てしまう、ということです。

そこで、早めに過去問に取り組み始めることです。実は、市進生は、「実際に自分が受ける中学校の過去問解き」にかなりの時間を使うことができるのです。これに対して、例えばサピックス生の場合には、通常のデイリーサピックス、土曜特訓のウィークリーサピックスが膨大であり、さらに9月からはSS特訓や「でる順漢字」等々が付け加わります。相当な優秀生でも、現実には全部はこなせないのが実情です。

しかも、サピックス等には志望校別の講座があるといっても、そうした講座は、御三家やそれに次ぐ難関校向けの講座であり、首都圏の全中学校から見れば、僅かの数の学校に対応しているに過ぎません。むしろ1月校については、「自分が実際に受験する学校の過去問に取り組むこと」が最良の方法です。

2009年度の小6生にS子さんという子がいました。S子さんは千葉県内に住んでおり、市進学院に通っていました。第1志望校は市川中学校でした。過去問対策のために鉄人会に依頼が入り、過去問を私と一緒に勉強していきました。題材は、近年、難化している市川中学校の過去問を中心にして、さらに、特殊な傾向である「写真や絵を文章で表現する問題」が国語で出される芝浦工大柏の過去問にも取り組みました。

そして、第1志望をはじめとした千葉県内の5校に全勝!!という結果を出すことができました。 皆さんも、是非、S子さんに続いて下さい。

われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師は、常に100%合格を胸に日々研鑽しております。ぜひ、大切なお子さんの合格の為にプロ家庭教師をご指名ください!

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