2008.10.31 配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
サンデーチャンス!
桜蔭・雙葉・早稲田実業の各校と女子学院の併願をお考えの方へ
いよいよ2月1日まで100日を切りました。2009年度入試は2月1日が日曜日のため、キリスト教系の学校の試験日が動きます。したがって例年ではあり得ない併願パターンが可能になります。前回の2004年は「サンデーショック」と言われておりましたが、今年は「サンデーチャンス」という表現が定着してきています。
では、なぜサンデーチャンスなのでしょうか?まず、最大のトピックは、なんといっても女子学院の2月2日への移動です。第2回合不合判定テストでも女子学院の志望者が昨年の608人から923人と51%の大幅増となっています。女子学院が第1志望の生徒さんにとっては、決してチャンスではないとお考えかもしれませんが、2月1日に例年は絶対に受けられない学校を受験できるわけですし、下記〔データ1〕のように前回の2004年度には女子学院が入学辞退者を見込んで合格者を多く出したことで、実質倍率が下がったという現象が起こったことを考えると、なにがなんでも女子学院に行きたい生徒さんにとって、逆にチャンスかもしれません。
また、女子の生徒さんで将来的に立教大学に進学させたいと考えていらっしゃるご家庭はまさにチャンスです。立教大学附属で女子といえば、立教女学院しかありません。しかし、立教女学院が2月2日に動く為、附属ではありませんが立教大学へ80名の指定校推薦枠を持つ香蘭女学校を2月1日に受験できます。この2校は2月1日に入試日が重なる為、例年は併願できませんので立教大学を狙う女子の生徒さんにはとてもチャンスです。
〔データ1〕
- 2003年度 受験者数 666人 合格者数 255人 実質倍率 2.6倍
- 2004年度 受験者数 1,023人 合格者数 420人 実質倍率 2.4倍
- 2005年度 受験者数 820人 合格者数 259人 実質倍率 3.2倍
次に、2009年度入試だからこそできる桜蔭・雙葉・早稲田実業の各校と女子学院の併願を考えている受験生の為に、女子学院と各校の算数の過去問10年分から頻出分野を調べましたので、ぜひ参考にして頂ければ思います。過去問を知った上で、受験校を絞り込んでいくことはとても大切です。偏差値だけではなく、生徒さんの得意不得意と照らし合わせて、どういうパターンで併願するか決定してください。
また、私共、中学受験鉄人会ホームページの中学校別攻略法ページにリンクを貼っておきますので、下記データと併せてご参考にして頂ければと思います。
» 中学校別攻略法
≪頻出分野ランキング≫
【女子学院】
- 平面図形 31%
- 割合と比 16%
- 立体図形 15%
- 速さ 11%
- 計算 8%
- 特殊算 6%
- 数の性質 5%
- 規則性 4%
- 論証 1%
- 条件整理 1%
- 場合の数 1%
- その他 1%
【桜蔭】
- 規則性 22%
- 立体図形 21%
- 計算 11%
- 平面図形 11%
- 条件整理 11%
- 特殊算 9%
- 速さ 8%
- 割合と比 3%
- 場合の数 2%
- 論証 1%
- その他 1%
【雙葉】
- 割合と比 19%
- 規則性 17%
- 速さ 16%
- 平面図形 13%
- 立体図形 11%
- 特殊算 7%
- 場合の数 7%
- 数の性質 6%
- 計算 4%
【早稲田実業】
- 平面図形 29%
- 立体図形 15%
- 場合の数 13%
- 数の性質 10%
- 速さ 8%
- 計算 8%
- 条件整理 6%
- 割合と比 6%
- 特殊算 5%
最後に、塾のなかには過去問重視の塾とカリキュラム重視で過去問をあまり積極的に演習させない塾とがあります。それは塾の方針ではあるのですが、私共としては過去問をしっかり演習した上で受験する生徒さんのほうが有利であると考えています。それは、初めて行く場所と土地勘のある場所に行くのとでは、行動が全く違うのと似ているかもしれません。
塾の課題が多すぎて過去問に手がまわらない。という場合は、課題よりも過去問演習の時間を優先するという判断も必要になってきます。これはご本人では判断できない部分もありますので、親子で「この塾の課題は、以前の模試でもしっかりとれていた単元だからおさらい程度にして、むしろ過去問でできていなかった単元の勉強に充てよう。」など親子会議を頻繁に開いて、残り少ない時間を有効に使う為に、ぜひ親御さんがバックアップしてあげてください!
われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師は、常に100%合格を胸に日々研鑽しております。ぜひ、大切なお子さんの合格の為にプロ家庭教師をご指名ください!