2008.06.27 配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
『算数ファイナルで苦手克服!』
小学6年生の重要な夏がもうすぐ訪れます。6年生にとっては、苦手な教科・単元の克服が出来る貴重な時期です。この夏にどれだけ苦手な教科・単元の復習が出来るかが、勝負です! ただ、やらなければならないことも盛りだくさんで、夏期講習もとてもハードです。特に算数の苦手単元の克服には時間がとられますので、家庭学習において、いかに能率良く算数苦手単元の克服をしていくかが鍵となります。
今回は『算数ファイナル』という教材を紹介しながら、その具体例をご紹介したいと思います。『算数ファイナル』は、JESDA/日本教育システム開発協会から出版されている中学入試の算数総仕上げ用の問題集です。早稲田アカデミーの「NN女子学院中」や「NN早稲田中」などで、家庭学習・宿題教材として使われたこともある教材です。算数の内容を全30課にまとめており、【ベーシック編基礎】→【ベーシック編応用】→【実践編A】→【実践編B】の4段階に分かれています。【ベーシック編基礎】と【ベーシック編応用】は、各単元において約10題、【実践編A】と【実践編B】は約5題から6題くらいの構成になっています。では、この算数ファイナルの利用法を、[1]算数の得意な生徒(算数偏差値60以上)、[2]算数が普通な生徒(算数偏差値50以上60未満)、[3]算数が不得意な生徒(算数偏差値50未満)と分けてお話致します。
[1]算数の得意な生徒(算数偏差値60以上)の苦手単元の克服方法
【実践編A】→【実践編B】と進めて下さい。時間がとれなければ、【実践編A】のみでもかまいませんので、途中の式・考え方をしっかり書いて丁寧に解くようにして下さい。
[2]算数が普通な生徒(算数偏差値50以上60未満)の苦手単元の克服方法
【ベーシック編応用】→【実践編A】と進めて下さい。時間がとれなければ、【ベーシック編応用】をしっかり途中の式・考え方を書いて丁寧に解いて下さい。特に苦手な単元は、時間を少しおいて、【ベーシック編応用】の反復学習をお勧めします。
[3]算数が苦手な生徒(算数偏差値50未満)の苦手単元の克服方法
【ベーシック編基礎】→【ベーシック編応用】と進めて下さい。特に算数に自信のない生徒さんは、【ベーシック編基礎】を出来れば2回以上の反復学習をして下さい。
算数ファイナルの30課をすべて解こうとしなくても大丈夫です。本当に自分が苦手である単元に優先順位をつけて解くようにして下さい。
また、小学5年生でも習った単元を30課から選び、活用することが出来ます。算数の得意な生徒は【ベーシック編応用】を、算数の苦手な生徒は【ベーシック編基礎】を解いて下さい。ただし、単元を選んでも、その単元の問題の中に習っていない分野がでてくる場合があります。その時は、遠慮なく抜かして解き進めて下さい。また、【実践編A】と【実践編B】は入試問題が取り上げられています。得意な単元であれば、入試問題に挑戦してみるのも自信をつける学習になると思います。
小学6年の生徒さんは、夏にこの『算数ファイナル』で苦手単元の克服をして、冬に入試直前の総チェックとして利用すると、より効果的な学習ができます。大切なことは、どの教材を利用する場合でも言えることですが、間違った問題の直しをしっかりとして自分のものにすることです。いかに直しが確実にできるかで実力定着は決まってきます。わからない問題があれば質問をして、もう一度自分の力で復習をすることが合格必勝法になります。
夏休みが終わると、後は時間との勝負です!ぜひ、この夏を最大限有効に過ごすために、中学受験を知り尽くした、われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師にご指導をお任せください!もちろん、夏休みだけの短期指導も可能です!