鉄人の一通入魂

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2008.01.18配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
『早稲田アカデミーのNNクラスについて』

今回は、早稲田アカデミーの看板講座である「NN志望校別クラス」について解説します。早稲田アカデミーにお通いの方はもちろん、難関中学の合格を目指す方々はぜひ参考にしてください。

【NNクラスの概要】

早稲田アカデミーでは、御三家をはじめとする難関中の学校別対策は、日曜日のNN(なにがなんでも)志望校別クラスで行います。NN開成クラスやNN桜蔭クラスなどの御三家のための6クラスに加え、早実、早中、慶應普通部、さらにはフェリス、桐朋などのクラスもあり、今後も設置対象中学は徐々に広がっていくものと思われます。また、これらの設置対象中学に準ずる難関中学を目指す生徒のためには、NN難プロ(難関プログレスの略らしい)クラスがあります。ここでは目標校を一つに絞りはしませんが、難関中学に合格するための高いレベルの授業が行われます。 月曜日から金曜日までは各校舎のSSクラスやSP、S1クラスで授業を受け、土曜日にYT教室に参加し、そして日曜日には自分の志望校に合わせて各NNクラスで特訓を行うわけです。

【留意点】

NNクラスについてはいくつか補足説明が必要です。
第一は、NNクラスは早稲田アカデミーの各校舎に設置されているのではなく、多くの場合は該当中学の最寄りの一校舎にだけ設置されているということです。例えばNN開成クラスは例年西日暮里校に、NN早中クラスは早稲田校にのみ設置されます。場合によってはNNまでの通塾時間が長くなってしまうことがあるという点に留意してください。

第二は、NNには早稲田アカデミーの塾生以外の人も参加できるということです。実際に毎年各NNクラスには多くの外部生(早稲田アカデミーの塾生以外の人)が通っています。中でもNN早実クラスなどは非常に高い合格実績を残しているため、目と鼻の先にある日能研国分寺校などからもたくさんの生徒が参加しています。現在、他の塾に通っている場合でも、お子さんの塾の合格実績と比較して早稲田アカデミーの方が優れているようでしたら、NNクラスを検討してみるのも一つの方法です。

第三に、NNクラスには入室テストがあるということです。どんなに強くその中学を志望していても、この選抜テストに合格しなければNNクラスに通うことはできないのです。

【NN選抜テストに向けて】

例年、一学期の在籍資格を審査するテストは3月下旬と4月上旬に、途中入室のためのテストは6月に行われています。二学期以降の在籍資格を審査するテストは7月と8月に、途中入室のためのテストは10月頃に行われています。

気になる合格基準ですが、実際の入試よりは楽に設定されています。ザックリとした数値で言えば、四谷大塚の合不合判定テストで合格可能性30%が取れる力があれば、NNの選抜テストはちゃんとクリアできるはずです。

具体的な対策として何をしておけばよいかというのはなかなか難しいところですが、敢えていくつか挙げてみます。一学期の選抜テストはまだそれほど難しい問題は出題されません。クラスによって多少異なりますが、おおざっばに言えば「最低でも予習シリーズの練習問題程度のものは確実に得点する」ということでなんとかボーダーラインは越えられそうです。出題傾向という面も加味して考えると、各NNで工夫して本番の試験問題に近い内容のテストを作ってくる(NNの選抜テストは共通問題ではなく、対象となる中学ごとに別々のオリジナル問題を作成しています。)ので、志望校の過去問を購入して出題分野の偏りだけはチェックしておいたほうがよいでしょう。

そのうえで、実際の入試でよく出されている分野についての復習をしておきましょう。繰り返しになりますが、レベルの面ではそれほど高いものは要求されません。苦手な分野であれば予習シリーズの練習問題、得意な分野であれば応用問題集のA問題あたりを使うのがいいでしよう。 二学期の方の選抜テストはかなり難しい問題も出ます。校舎によっては、選抜テスト対策として該当する中学の過去問演習を指示しているところもあります。NNを目指す人であれば周りの受験生よりも一本先を歩いていてほしいものですから、一学期の選抜の対策よりもさらに踏み込み、志望校の過去問を数年分解いてみてください。そのうえで間違えた問題やその分野を、予習シリーズや応用問題集などを利用して復習しておいてください。

【最後に】

選抜テスト後には各校舎にその結果が伝えられますが、選抜テストで結果が残せなかったけれども、実力は十分ある生徒の為に、いわゆる「復活折衝」が行われます。「最近二ヶ月のCT(月例テスト)での四科偏差値の平均が○△以上であること。」などという明確な基準が示されます。その基準には、CT(月例テスト)と、四谷大塚の合判予備、合判が使われるようです。普段のCTでも気を抜かずに丁寧に解いておかなければいけませんね。日々の努力の積み重ねでNN選抜テストを乗り切り、そしてその先にある志望校合格につなげられるよう頑張ってください。

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