ーAll About受験ガイド高橋公英さんー
わが子を合格に導くヒントとテクニック

中学受験は大学受験のモデル

中学入試まで早いところで2ヶ月を切りました。いよいよラストスパートの時期となりました。中学受験生とその保護者にとっては目の前の入試しか見えていないと思います。しかしながら、子どもを社会人として送り出した経験のある人間からすると、少し引いた立ち位置から中学受験を眺めることができます。そうすることで見えてくるものがあるのです。

私立小学校に入試を経て入学した生徒もいるでしょうが、小学校入試は親の受験です。子どもが入試を意識して受験に望むのは中学入試が初めてです。高校入試、大学入試と続く受験の最初の入り口に立ったと言っていいでしょう。中高一貫校を受験する生徒にとっては将来の自分の大学入試におけるモデルとなります。

入試そのものだけでなくその後の学習への取り組み方へも、中学入試の経験が元になる場合が多いのです。私立中高一貫校に通っていながら、現役で予備校に通う生徒が増えたのも、実は小学校での塾通いが影響しているのかも知れません。小学校で塾に通っていたから中学でも塾に通い続ける。あまり疑問に思わず通塾している生徒もいるのではないでしょうか。

どんな学習を中学受験でしてきたかが、中学入学後の学習に影響を及ぼします。つまり中学受験の経験を上手に活かすことが、中学高校の学業成績と大学受験につながります。

入学試験とは何か

ところで入学試験に近い存在として、各種の資格試験があります。気象予報士や中小企業診断士などたくさんありますね。資格試験と入学試験の違いはどこにあるでしょうか。司法試験など合格者数に枠がある資格試験を除くと、資格試験は一定以上のラインをクリヤーすれば受験生全員が合格できます。問題が全ての受験生に共通である点が資格試験の特徴です。大学入試でもセンター試験利用の入試はこれに近いものです。

入学試験ではライバルの存在が自分の合否を左右しますね。また試験問題も学校によって異なり受験生との相性が生じる点も資格試験とは違います。大学や学科によって受験科目が異なります。とは言うものの、問題を分析して合格最低点を上回る実力を身につけることができれば、どちらの試験もパスすることができます。

試験という目標に向かって努力を積み重ねて、自分の力を向上させていくという点でも同じ。不足するところを補って実力をUPさせることができれば合格を勝ち取れます。

将来を意識しながら受験に取り組む

正しい学習方法を身につけることができれば中学受験に勝利することができます。こうした姿勢を身につけた生徒は、中高一貫校に入学後受験生の学年になるまで予備校に通わなくても大学入試を突破できています。中学受験で塾任せにし、言われるがままの教材やコースを受講して、やらされる形でひたすら勉強に取り組んで合格した場合には、入学後に注意しなくてはいけません。

燃えつき症候群となったり、自分から学習するペースが作れずに周りについていけなくなったりする可能性があります。受験生は目前の合格を勝ち取ることが勝負ということは分かります。その場合は入試後のフォローをしっかりしてやりましょう。自主的に学習する姿勢ができているかどうかをチェックしたいもの。

現在低学年や中学年のお子さんをお持ちの保護者には、基本の学習姿勢をまず整えられるようにお願いします。思春期の入り口の大切な時期を中学受験に振り向けるのですから、生涯の学習の基礎を創り上げようではありませんか。それはお子さんにとって一生の宝ものとなるはずです。

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