今回はオリンピックの行われた北京と同じ北緯(1)度にある秋田県の(2)を出発点にしましょう。(2)はかつては琵琶湖に次いで2番目に面積の広い湖で(3)半島の東側にありました。ところが、太平洋戦争後食糧増産の必要が生じた時に、水田面積を増やす目的で(4)事業が行われ、湖の大部分は耕作地に変えられました。地図上にある(5)村はこの時にできた村です。その後日本人の(6)が変化して米の需要が減り、米が余るようになったので政府が(7)政策を始めたため(5)村の農業は大きな影響を受けました。(2)の北には(8)川と(9)平野が、南には(10)川と(11)平野があります。平野から少し東へ移動して山あいの土地に入ると、三大美林のひとつ(12)の群生地が広がります。秋田県の県庁所在地(13)市から(14)新幹線が出ています。新幹線は(10)川に沿って南東に進み、(15)盆地で北東へ方向をかえ、日本で最も深い湖の（16）湖の南を通って岩手県の（17）市へ向かって行きます。

　（13）市に戻りましょう。海岸線に沿って南下してください。南にある山形県との県境に来ると標高2236メートルの（18）山が見えます。土地の人は「出羽富士」と呼んで親しんでいます。月光川を越えて進むと（19）平野に入ります。ここには日本三急流の一つ（20）川が流れています。河口にある（21）市は江戸時代には港町として大いににぎわった所です。この平野で採れる米は（22）米(まい)と呼ばれ、その積出し港だったのです。1672年商人の（23）がここを出港して西に向かい、瀬戸内海を通って大阪へ至る航路を開発しました。この航路を（24）航路と言います。（20）川を上流に上っていくと（25）盆地へ着き（26）新幹線のターミナル駅の（27）市が見えます。さらに上流へ行くと（28）盆地に出て、県庁所在地（29）市があります。（28）盆地では西洋なしや（30）の生産がさかんで、特に（30）などは全国出荷量の70％以上が山形県産というくらいにたくさん出荷されています。（29）市の北には将棋の駒づくりで有名な（31市）、（29）市の南東にはスキー場で人が多く集まる（32）山があります。（20）川は（26）新幹線に近づきつつ遠ざかりつつ（33）平野に入ります。ここでは伝統的な織物の（34）織がつくられています。新幹線はこのまま県境を越えて（35）市まで走って行きます。

　私たちはここで県境に沿って西へ向かいましょう。吾妻山の南に（36）山が、そのまた南には大きな（37）湖が見えますね。このあたりは（38）国立公園に指定されています。（37）湖の東には（39）盆地があり、（40）疏水(そすい)となって湖の水が供給されています。湖の西には（41）盆地があり伝統工芸品会津塗りが作られています。（4）盆地の西には有名な（42）川が新潟県に向かって流れ込んでいます。この川に乗って下流へ下って行きましょう。磐越自動車道が並走していますね。この川は「43」という公害病が発生したことでも知られています。河口には新潟空港もあります。実はこの川が流れ出るあたりでは日本としては珍しく地下資源の（44）が採れる所でもあります。しかし、量としては微々たるもので必要量のほとんど（99％以上）は中東諸国をはじめとした外国からの輸入にたよっているのが現状です。（42）川の河口のすぐ近くに日本一長い（45）川の河口があります。このあたり一帯は（46）平野にあり、「日本の穀倉地帯」と呼ばれている通り、日本で最も（47）の生産の高い所です。毎年北海道と生産量1位を争っています。もともと冬は降雪量が多いため年に1回しか（47）が収穫できない（48）地帯になっていました。にも関わらず水はけの悪い土質のため水田のほとんどは腰まで水に浸からないと農作業のできない湿田で生産効率の低い土地でした。そこで排水設備を地下に設けて水抜きをし、効率の良い（49）田に変えて、生産力をアップさせることに成功しました。

　県庁所在地の（50）市に立ってみると北西方向に（51）島があります。この島は江戸時代に（52）が採掘された所で流刑になった罪人らがその作業をさせられていました。現在は絶滅が心配される野鳥の（53）が保護飼育されています。今年ここで育てられた（53）が10羽ほど自然の空へと放たれました。（50）市は静岡県の（54）市とともに2007年から政令指定都市に指定されました。

　（50）市から（55）新幹線に乗って南下しましょう。（56）自動車道が並走していますね。（45）川と交差するあたりに銀製の洋食器をたくさん生産している燕(つばめ)市と包丁やナイフなどの刃物作りで知られる（57）市」があります。さらに進むと長岡市を通り、伝統的織物のちぢみ作りの（58）市、その南にかすり作りの（59）市があります。(58)市の東に山古志村という名まえが見えます。このあたりは2004年の秋、大規模な地震が発生した土地です。長岡市の西の海岸沿いに（60）原子力発電所がありますが、この発電所も地震被害を受け、周辺住民は大きな不安が広がりました。(55)新幹線を南下しましょう。山がちな土地なので長いトンネルがいくつもあります。群馬県との県境にある(61)トンネルは(62)岳の中を通ります。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」で始まる(63)の小説「雪国」を思い出します。

　群馬県に入ると関東最大の河川(64)川が近づいてきます。千葉県(65)市付近で太平洋に流れ出るこの川の源がこのあたりで、(66)山脈の雪どけ水が元であることがわかります。奥利根湖の近くにある(67)ダムが供給される水量を調節しています。ダムの東には最近国立公園に指定されたばかりの(68)沼があります。もともとは日光国立公園の一部にふくまれていたのですが、自然の保護に必要な方法や設備が異なるため今回独立した国立公園になりました。

(68)沼から群馬県と栃木県の県境線を下りましょう。男体山や(69)湖を東に見ながら南へ行くと(70)銅山跡があります。明治時代銅山から排出された廃液が(71)川を汚染し、国会議員の(72)が被害の救済を求めて活動した鉱毒事件の舞台です。群馬県東部には旧石器時代の遺跡群がある(73)が見えます。その南には絹織物の産地(74)市があります。さらに南へ行くと自動車生産の(75)市があります。このあたりは群馬県の形の特ちょうを示しています。群馬県の形は帽子をかぶった少女の横顔のような形をしていると思いませんか。筆者には(75)市のあるあたりが少女の後ろ髪に見えてしまうのですが…。

(75)市を南に行くと埼玉県に入り、熊谷市や行田市があり、その近くには(76)古墳があります。ここから出土された銅剣には(77)大王の文字が刻まれており、この大王は日本では(78)天皇、5世紀ごろの中国の史書では倭王「79」と呼ばれている人物とされています。西を見ると（80）川が近くを流れています。この川の南西方向を見ると埼玉県と東京都の西部地帯になっていて、少し小高い地形が広がっています。ここは（81）台地と呼ばれ、浅間山などの火山活動によって積り積もった堆積物でできた赤土層で構成され、これを（82）層と呼んでいます。