面白くて得点源になる理科のはなし

第12回 - 出題されやすい植物2 -

安達めぐみ講師(鉄人会レギュラープロ家庭教師)

 

 中学受験理科では、身近で重要な植物がよく出題されます。その一つがジャガイモとサツマイモです。両方とも受粉ではなくたねいもから栄養繁殖されデンプン質をとる重要な食用植物である点が同じですが、実は大変異なった特徴があります。
そしてジャガイモとサツマイモの類似点と相違点が理科の入試問題で問われやすいのです。

 ジャガイモは南米原産のナス科植物で、新大陸発見によってヨーロッパから東南アジア経由で日本に入ってきました。種芋と呼ばれているのは、地下にある茎(地下茎がデンプンを貯蔵して変形したものです。芽と根の出るが同じ位置から出て逆向きに生長する様子(芽は地上根は地下へ伸張するので)や、枝分かれした各茎の先にイモが1つずつつく様子などが細かく問われます。ジャガイモの花には5枚の花びらがあり、5月から6月に開花します。ナス科の花なので、紫色のナスの花や、同じナス科植物のトマトやピーマン、トウガラシ、タバコの白い花ととても似ています。トマトとジャガイモの雑種ポマトがバイオテクノロジーによってつくられましたが、これは同じナス科植物の長所(地上でトマト果実を収穫し地下茎でジャガイモを収穫したい)という希望から雑種形成をねらったものです。地下茎を持つ植物は、ほかにショウガ、カンナ(大きな赤い花をつける夏の植物として花壇でよく栽培されます)、スズランなどがあります。

 一方、サツマイモは熱帯アメリカ原産のヒルガオ科植物で、ヒルガオに似た合弁花(花5枚がくっついて筒状になった花)を持つつる性植物です。イモの部分は、塊根といって、根がでんぷんを貯蔵して肥大したもので、この点がジャガイモとの違いでよく問われます。塊根をもつほかの植物として、ダリア(キク科)があります。詳細ながら地下茎と塊根を持つ植物を選択させる出題も考えられます。

 サツマイモは、茎と根の出る位置が別で反対側にあることや、地下ではイモがつるから1本ずつ出て並んでいる様子がよく問われます。

 デンプンをとる植物には、イネ、コムギ、トウモロコシやサトイモ、タロイモ、キャッサバなどがあります。デンプンの確認には、ヨウ素溶液を使用し、褐色が青紫色になることで確認するということは頻出問題となっています。

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