市進学院の特徴

メリット・デメリット

メリット

 千葉をメインに展開している地域性が、市進学院の特徴に大きく関連しています。

 千葉での合格実績:近年着実に実績を伸ばしているとはいえ、市進学院は中学受験では後発でした。生徒数の違いもありますが、総合しての合格実績では、サピックス・日能研・四谷大塚、さらには早稲田アカデミーともまだ差があると言えます。ただし、千葉エリアだけに絞って見れば、他塾と並ぶか陵駕するだけの実績を挙げています。早稲田アカデミーと2009年度の実績を比較してみると、市川:市進248名・早稲アカ168名(以下同様に市進・早稲アカの順)、東邦大東邦:243名・137名、芝浦工大柏:99名・27名、江戸川取手191名・56名、渋谷教育幕張でも早稲アカの92名に対し、87名にまで迫っています。千葉では市進、の定評通りの成果を挙げています。

 拘束時間:最近では渋谷教育幕張や市川の人気もあって、中学受験熱も上がっている千葉ですが、もとは県立千葉をはじめ公立校の人気・実力が高く、高校受験がメインでした。そのため市進学院も高校受験の観点から「中学受験で無理をし過ぎて、伸びきったゴムのようになる現象」には否定的にとらえる傾向があり、そのためもあってか、他塾に比べて塾での拘束時間が短くなっています。塾での時間が短い分、家庭学習の時間を多く持てることから、学習習慣がしっかり身についている生徒さんにとってはバランスの取れた学習スタイルを固められると言えます

 テキスト:市進学院では授業で使用する『必修シリーズ』をメインテキストとして、その他に家庭学習用の復習教材の『ホームタスク』が配布されます。後述のように、この『ホームタスク』は問題が難しめになっていますが、その分、解説が極めて充実しています。解説の充実度からすると、大手他塾よりもしっかりしているとの評価も得る程です。『ホームタスク』を活用することで応用問題への対応力を固めることができます。

 面倒見:一つのクラスを文系科目と理系科目の2人の講師で運営するスタイルが採られていますが、その背景には専任講師の人数の多さと、講師研修の充実があります。そうした体制の下だからこそ、質問室の設置や補習講座の充実を進めるなど、具体的なかたちでの個々の生徒さんの状況に合わせた指導を可能にしています。

デメリット

 メリットに挙げた、拘束時間の短さが逆にデメリットにつながってもいます。

 授業時間の短さ:市進学院では授業時間が短いことで、必要な基本事項の確認がしっかりとなされないうちにカリキュラムが先へ先へと進行してしまっていることがあります。家庭学習の習慣を早めに固めておかなければ、自分の弱点に生徒さんが気づかないままに時間が経過していってしまうといった事態になりかねません。定例テストの結果がなかなか上がらない際に、採点された答案や塾の先生の解説だけを見ていても、課題の克服にはなりません。テストの結果を向上させるためには、塾に任せきりにすることは避けて、塾での時間と家庭学習の時間とをトータルした学習方針を立てることが必要です。

 テキスト:市進学院の家庭学習用の復習教材である『ホームタスク』の問題は算数・国語ともに若干難しすぎることがあり、授業内で使用する『必修シリーズ』との難度の違いがかなりあります。またクラスによっては、授業内プリント、算数・理科の『トライアル』国語の『エッセンス』、さらには市販の教材など、使用する教材が多くなりすぎて、どこからどう手をつければよいのかがわからなくなるという事態がおきてしまいます。学習時間の作り方と同じく、生徒さんの状況に応じて、教材の活用方法についても主体的に考えなければなりません。

 志望校対策:市進学院には他の大手塾にあるような「志望校別講座」が開講されていません。塾のカリキュラムを進めて最終段階の過去問演習に入ったところで、学校ごとの傾向対策の段階になると、塾側の対応が少し手薄になる危険性があります。過去問演習を始める時期も含めて、積極的に塾の先生に働きかけて、志望校対策の計画を立てる必要があります。また、志望校判定の重要な材料となる模試ですが、市進学院では首都圏模試センターの『統一テスト』の受験を勧められることが一般的です。サピックス生をはじめとした成績上位生は首都圏模試を受験しませんので、上位校の判定には首都圏模試が必ずしも相応しくないことがあります。したがって中堅校以上を目指す場合には、塾の勧めと異なってでも、四谷大塚の『合不合判定テスト』を優先して受ける必要があります。

転塾について

市進学院→他塾の場合

 市進学院のカリキュラムは全般にゆっくりとしているところがあるため、他塾への転塾を考える時には、早めに決断をすることが必要です。特にサピックスとの進度の違いは大きくあります。また、上記のとおり「塾での拘束時間の違い」もあるため、勉強時間の組み立て方、あるいは生活スタイルそのものを変えることも時には必要になることに注意しましょう。転塾の時期ですが、カリキュラムの遅れと、新しい塾での課題の消化に慣れることを考えると、サピックスについては小学5年生の初め(小4の2月)まで、他塾に関しても、新しい環境により早く慣れるために、遅くとも小学5年生の夏休み明けまでには結論を出す方がよいでしょう

他塾→市進学院の場合

 逆に、他塾に在籍している生徒さんの中には、塾の拘束時間が余りに長く厳しいと感じることや、サピックスのカリキュラムが早すぎること、日能研の過多な課題をこなしきれずに生徒さんが過度な負担を感じている、などといったことから市進学院を転塾先に考えることはあるでしょう。また、千葉の学校を第一志望にしている場合には、市進の実績も大きな魅力に感じられることと思われます。転塾については時期も重要ですが、市進の場合にはそれと同じく生徒さんが自分で計画を実行できるだけの自立したところがあるかどうか、塾での拘束時間が短くなったからといって、急に気をぬくなどのことがないかどうかを慎重に判断する必要があります。そうした点に問題がなく、むしろ勉強を自分で進めることに抵抗がなく、ご家庭でも塾を活用できるような主体的な取り組みができるようでしたら、市進への転塾には大きなメリットがあると言えるでしょう。時期については、カリキュラムの点でしっかりとしている大手塾からの転塾であれば、あまり重視することはないですが、新しい環境に慣れるためにも、できるだけ小学6年度の初め(小5の2月)までには移る方がよいでしょう

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