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SAPIX(サピックス)

SAPIX(サピックス)『合格力判定サピックスオープン』

サピックスが実施する公開模試です。当初はサピックス生ならびに志望校別講座に出席する外部生のみを対象としていましたが、2010年より完全な公開模試となりました。
 それまでサピックス生のほとんどは、志望校を判定するための公開模試として四谷大塚の合不合判定テストを受験していましたが、2010年以降は本テストを受けるようになりました。
 対象は6年生のみで、9月から12月までの月1回、計4回実施されるのですが、試験日程が四谷大塚の合不合判定テストとほぼ同じとなります(2011年は9月の第1回のみ異なる日程でした)。2011年のデータでは、本テストの受験者数は4,800名から5,000名で、毎回15,000名以上を集める合不合判定テストとは開きがありますが、難関中学の合格実績で圧倒的な優位を誇るサピックスが実施するものですので、難関を目指す受験生からすれば、より本番に近しいシミュレーションの場とできるメリットがあります。今後の受験者数の動きが注目されます。

〈合格力判定サピックスオープン「算数」の特徴〉

制限時間は50分で、問題数は大問8問または9問、小問数では25問前後です。
第1問→計算3問、第2問→小問集合(図形以外)4問または5問、第3問→図形の小問集合3問または4問、第4問以降→応用問題、の構成が多く見られます。
 計算問題は、難度そのものは高くはないですが、例えば0.25=1/4、0.125=1/8といった小数と分数の変換など、解法を知らなければ計算の精度と速度に大きな違いがうまれる問題や、4×9×25×49=□×□(□には1以上の同じ数)といった、ひとひねりされた問題などが出されます。第2問の小問集合も一見取り組みやすそうですが、注意深く対応しなければ正解できない問題が並びます。オープンテストとは言え、厳しいカリキュラムで鍛えられたサピックス生が対象の中心となるため、正確で迅速な問題対応力を求める問題がほとんどになります。
 図形だけの小問集合があることが、本テストの大きな特徴です。基本的な問題が多いですが、やはりここでも解法を踏まえて臨まなければ、時間がかかるうえに正解できない、絶妙な出題が見られます。例えば水槽を傾けた際の水の体積を求める問題。かたちとしては角柱を斜めに切断した立体になりますが、その体積を出す際には「平均の高さ」を活用しなければ手も足も出ません。こうした、知らなければ解答の糸口もみつからないタイプの問題が多く見られます。
第4問以降の応用問題は、速さ・割合・平面図形・立体図形・場合の数・規則性や推理など、重要単元から幅広く出題されています。難度は高いながらも、構成が複雑過ぎたり、問題文の理解そのものが困難であるなどの特殊な問題が出題されることはほとんどなく、適度に難度が高い実践問題が多いです。
制限時間内で解ききることが可能な問題数であるため、逆に捨て問題が作れるテストではありません。そのため、平均点も6割近くにまで達することが多いです。まずは第3問までの計算・基本問題で満点を取り、その後の問題も全問取り組んで、そこから少しでも点数を多く積み上げることを目指すという意識で臨みましょう。
 四谷大塚の合不合判定テストと比べると、問題の難易度の幅がより狭く、ある難度のゾーンに問題が集中していると言えます。そのため、上位校の中でも出題傾向がスタンダードな学校を目標とする場合には内容も合致するテストですが、最難関校を目指すうえでは問題の難度が足りなくなる可能性が高いので、別途『学校別サピックスオープン』を受けることがお薦めです。

〈合格力判定サピックスオープン「国語」の特徴〉

制限時間は50分で、問題数は大問4問または5問です。読解問題は2問で、その他が漢字・語句・知識問題になります。漢字は単純な書き取り・読み取り問題ではなく、与えられた漢字を組み合わせて熟語を作るなどのケースが多いです。本テストの国語の特徴のひとつに漢字・語句・知識問題に良問が多いことが挙げられます。与えられた文章の形容詞部分が穴埋めになり、それを指定された字数で答えるものや、同音異義の漢字を組み合わせて二字熟語を作る問題(ア.税金をオサめる。イ.学業をオサめる。ウ.成功をオサめる。→新しい家なので、□□する場所に工夫がなされている。 正解:ウ・ア)など、実践的でレベルの高いものが多いです。
 読解問題は説明文1問と、物語文か随筆文から1問の構成です。文章の長さが回によって非常に長くなることがあります(2011年9月第1回の第4問が約7400字)。ただし、文章の難度は標準的で、理解に苦しむような内容は出題されていません。
 問題は、選択肢問題・書き抜き問題・記述問題と万遍なく出題されており、語句の意味を問う問題も含まれます。全4回を通じて、様々なタイプの問題に触れられるように意図されている印象があります。問題の難度は算数と同様に、超難問は見られませんが、標準から難度高めの問題が並んでいます。 選択肢問題は、選択肢の文章の長さは標準的ですが、内容を確実に理解できていないと正解できないような、レベルの高いものになっています。スタンダードでありながら難しいという点で、教材としての価値が高いです。間違えた問題、何となく解いてしまった問題はしっかり見直して、解答の根拠をはっきりとさせることで選択肢問題への対応力を養成できるでしょう。
 記述問題は1回につき2題出題されることが多く、制限字数は40字から80字以内の間になります。自分の言葉を使わなければ完成しない問題がほとんどで、高い精度の記述力が求められます。記述させる内容も様々ですので、4回全てを受験したうえで、自分がどのようなタイプの記述問題を苦手としているかが把握できます。穴埋め問題では、文章中の言葉ではなく自分でふさわしい言葉考えて答えさせるものが多く、語彙力が必要な難度の高い問題になっています。
 文章の難度については、算数と同様にある難度のゾーンに問題が集まる傾向はありますが、難しい記述問題や穴埋め問題にどれだけ対応できているかを見ることは、難関校の問題に取り組むための指標に十分なり得ます。算数同様に、最難関校を目指す場合は、『学校別サピックスオープン』も合わせて受験しましょう。

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