面白くて得点源になる理科のはなし

第19回 - 出題されやすい無セキツイ動物 -

安達めぐみ講師(鉄人会レギュラープロ家庭教師)

 

 無セキツイ動物は、セキツイ(背骨)がない動物のことですが、実に多種類です。その全動物を覚えることは当然不可能ですが、中学受験では、教科書や受験参考書で整理されている動物が出題されます。各門(動物分類学で、動物界をいくつかのグループ(門)に分けています。

 小学理科では、**動物で覚える必要はありますが、詳しい分類用語については中学入学後で十分です。)毎に、出題されやすい動物と、その特徴を覚えてください(下の太字の動物が中学理科で出題されやすいと思われます)

細菌類 (大腸菌、乳酸菌、せきり(赤痢)菌、結核菌、ペスト菌、コレラ菌)、病原菌と有用菌がある。
原生動物 (ゾウリムシ、アメーバ、ツリガネムシ、マラリア病原虫(昆虫ではない))、
海綿動物 (カイメン)、
腔腸動物 (イソギンチャク、サンゴ、ヒドラ、クラゲ、カツオノエボシ(写真で確認しましょう))、
ヒモ形動物 (ヒモムシ)、
輪形動物 (ワムシ)、
線形動物 (ギョウチュウ、カイチュウ、センチュウ)、
環形動物 (ミミズ、ゴカイ(写真で確認しましょう))、
環形動物 (ミミズ、ゴカイ(写真で確認しましょう))、
軟体動物 (イカ、タコ、ウミウシ、アメフラシ、サザエ、タニシ、オウムガイ、アワビ、アサリ、ハマグリなどの貝類)、
節足動物 (昆虫類、多足類、甲殻類、クモ類)は非常に多種類で、最も出題されるやすいでしょう。
昆虫類 (トンボ、ゴキブリ、コオロギ、バッタ、アメンボ、モンシロチョウ、ミツバチ、アゲハ、カブトムシ、クワガタ、テントウムシ。セミなど)
体の構造:頭(頭部)、むね(胸部)、はら(腹部)に分かれること、足6本(むねについている)、しょっ角(頭に2本)、
複眼2個(トンボやミツバチなど)、単眼、呼吸(気管で呼吸し、はらの側面にある気門で外の空気を取り入れる)はね(4枚が多い)
越冬の仕方や、モンシロチョウの一生(卵、幼虫(アオムシ)の詳しい様子、アブラナ科の植物を食べるなど)、変態(完全変態と不完全変態の昆虫)といった詳細を覚える必要があります。
多足類(ムカデ、ゲジ)、
体の構造:頭とどう、足がどうの節ごとに2本か4本、はねがない、気管呼吸、触覚2本、複眼がなく数個の単眼、
クモ類(クモ、サソリ、ダニ、カニムシ)
体の構造:頭とむね(頭胸部)、はらの2つに分かれている。足が頭とむねに8本、はねがない、気管と書肺で呼吸、複眼なしで単眼が数個、触覚2本
甲かく類(エビ、カニ、ザリガニ、シャコ、フジツボ、カメノテ、アミ、ミジンコ)
ミジンコは、ゾウリムシやミドリムシと同じ仲間と考えられやすいので要注意です。フジツボやカメノテは、海の岩しょうに接着している様子がよく言われます。
体の構造:頭とむね(頭胸部)、はらの2つに分かれている。足が頭とむねに10本、はねがない、えら呼吸、複眼なしで単眼が数個、触覚2本

 キョクヒ動物(ウニ、ナマコ、ヒトデ)と原索動物(ホヤ、ナメクジウオ)は、セキツイ動物により近い構造をもつこと、水棲動物ということで問われるかもしれません。

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