面白くて得点源になる理科のはなし

第14回 - 出題されやすい植物3 -

安達めぐみ講師(鉄人会レギュラープロ家庭教師)

 

 夏は、ウリ科植物の果実が旬でおいしい季節です。ウリ科植物としては、ウリ、キュウリ、スイカ、メロン(マスクメロン、プリンスメロンなどの品種あるいは種類があります)、カボチャ(旬は夏ではなく冬ですが)、ズッキーニ、ヘチマなどがあります。

 小学理科では、キュウリやヘチマを使ってウリ科の特徴を学びます
。特に、同じつるに雄花と雌花がつくということ(雌雄同株)です。雄花と雌花は、若い芽のときには、おしべとめしべがあり両性花ですが、発育につれて、おしべが発達してめしべが退化した雄花と、めしべが発達しておしべが退化した雌花に分かれます。
従って、雌花だけが子房が肥大して果実になります。
メロンでは、この果実を特に肥大させ甘くする必要があるので、一株(一本の植物)の中で、最も生長できる形のいい一個の果実をのぞいて、他を摘心(除去)します。
一個の果実が養分を独占して大事に育てられるので、メロンは高価なわけです。雄花と雌花がある植物は、ほかにクリ、カキがあります。

 ウリ科と違って、雄花と雌花が別々の植物体につく(雌雄異株)なのは、キューイフルーツ(中国原産のマタタビ科、マタタビの仲間です)、ホウレンソウ(アカザ科)、コケ植物などです。
つまり、雄花だけがつく植物(雄株)と雌花だけがつく植物(雌株)があるので、受粉のためには、花粉をとる株(木本の場合受粉樹)と果実をつける木を同じ場所で栽培する必要があります。

 更に、中学受験理科では、めしべとおしべの様子についても詳細に学習します。めしべ(柱頭、花柱、子房)とおしべ(やく、花糸)といった部位以外に、子房の位置による分類もまとめとして習います。子房が下に埋没した子房下位といわれる花にはリンゴがありますが、食べる果実は、子房ではなく茎の先端部(花床や花托という)部分です。イチゴも同様で、食用にしているのは花床(花托)で子房ではありません。イチゴのツブツブ一つ一つが、子房が発達してできた真の果実です。
リンゴやイチゴは偽果
と呼ばれます。
一方で、キュウリやカキの果実は子房が膨らんでできるので、真果と呼ばれます。この子房は下に埋没していないので、子房上位と呼ばれます。

 このように、おしべとめしべの様子をふまえ、花の様子(雄花と雌花)について中学入試問題でよく取り上げられます。

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