鉄人の一通入魂

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2015.2.14配信
絶対に役立つ中学受験専門プロ家庭教師からの必勝アドバイス!
入試で狙われそうな最近の時事ニュース(身近なようで意外と知らないオーストラリア)

最近のニュースなどでオーストラリアという言葉を耳にすることが多くないでしょうか。ひとつには、テニスの全豪オープンとサッカーのアジアカップが同時期に開催されたことで、スポーツニュースで盛んに取り上げられたことがあるでしょう。また南半球にあるオーストラリアが夏を迎えているため、年末年始の長期休暇をオーストラリアで過ごした人々の声が成田空港で出迎えた報道カメラに収められていたこともあるかもしれません。オーストラリアと聞くと、まずはコアラやカンガルーといった特徴的な動物と、「住みやすい国」というイメージが先行しますが、いざ見てみると、意外と知らなくて知っておくべきポイントをいくつも持った国であることがわかります。

そこでこんな問題が考えられます。

  • 「オーストラリアでは羊の牧畜業が盛んです。その理由について、以下の言葉を使って説明しなさい。乾燥・地下水・塩分」
  • 「日本がオーストラリアから輸入している品目のうち、最も割合が高いものは何ですか」
       

今回は身近で意外と知らないオーストラリアについて、中学受験の社会の観点から分析したいと思います。

【オーストラリアの地理】

1問目は少し難しい問題でした。オーストラリアは国土の約3分の1を砂漠で占められた「乾燥」した地域の多い国です。そのような乾燥地域は農耕には適さないのですが、国の中東部に広がる大さんせい盆地(グレートアーテジアン盆地)には豊富な「地下水」が蓄えられていると言われています。この地下水は「塩分」が多いため、やはり農耕には適さないのですが、羊の牧畜にとっては利用価値が高いものなのです。その理由は、羊の塩分濃度の許容限界が高いことにあります。つまり塩分が高くても羊であれば飲み水として利用することができるのです。こうした地理的特徴もあってオーストラリアでは羊の牧畜業が盛んな地域が広がっています。オーストラリアでは主に南部で牧羊が、北部で牧牛が盛んと言われていますが、牧羊を主にする地域で牛を放牧しているところもあるようです。

オーストラリアの気候についても触れておきましょう。南半球に位置するオーストラリアは日本と季節が反対になること、降水量が年間を通じて少ないことを、雨温図で把握できるようにしておいてください。温度を表すのが折れ線グラフ、降水量を表すのが棒グラフとすると、折れ線グラフの曲がり方が日本と上下反対になり、棒グラフが全体に短くなる、ということになります。

細かく覚える必要はありませんが、内陸部のほとんどは乾燥帯で、北側の沿岸地域は雨の多い熱帯に、南側の沿岸地域は温帯となることも頭の片隅に入れておいてください。

オーストラリアを見るうえで欠かせないのが鉱山資源です。オーストラリアは鉱山資源に恵まれていて、その輸出が主要産業のひとつになっています。2問目の答え、日本がオーストラリアから最も高い割合で輸入しているのは石炭です。逆に輸出品目のトップは自動車です。ご参考までにもう少し詳しいデータ(『ジェトロ貿易投資報告 2012年版』より)をご紹介しましょう。

《日本の対オーストラリア貿易 2012年版》
  • 輸出:自動車(51.1%)、一般機械(14.6%)、石油製品(9.0%)
  • 輸入:石炭(32.3%)、液化天然ガス(23.1%)、鉄鉱石(19.1%)

オーストラリアでは石炭や鉄鉱石の他にも、ウラン鉱や、アルミニウムの原料であるボーキサイト、オパールや金などの産出量が世界でトップを争っています。

牛肉や羊毛、鉱山資源といった第一次産業品目の輸出がオーストラリア経済を支える重要な役割を担っているのです。

【オーストラリアと日本】

上記のように、日本とオーストラリアの間では輸出入が盛んに行われ、オーストラリアには日本と友好姉妹都市を結んでいる都市が108(2012年時)もあるように、両国間には友好な関係が築かれています。オーストラリアの主な貿易相手国は以下の通りとなります(『ジェトロ貿易投資報告 2012年版』より)。

《オーストラリアの主な貿易相手国 2012年版》
  • 輸出:中国(27.3%)、日本(19.3%)、韓国(8.9%)、インド(5.8%)、アメリカ(3.7%)
  • 輸入:中国(18.6%)、アメリカ(11.2%)、日本(7.9%)、シンガポール(6.2%)、ドイツ(4.7%)

輸出入ともに日本が上位に入っていることがわかります。

ただし、日本とオーストラリアの関係は歴史上常に友好であったわけではないのです。両国は第一次世界大戦ではいずれも連合国側で参戦、日本海軍の船がオーストラリアの軍隊を護衛したこともありました。ところが第二次世界大戦では敵対関係となり、1945年の終戦を迎えるまで、日本との戦いで1万人以上のオーストラリア人が犠牲となりました。その数が他国との戦い以上に多かったため、戦後まもなくは多くのオーストラリア人が日本に対して憤りの気持ちを持っていたと言われます。しかし、1951年のサンフランシスコ平和条約が締結された後にいち早く日本との国交を正常化させた国のひとつがオーストラリアでした。1957年には日豪通商協定が締結され、オーストラリアから輸入した石炭や鉄鉱石が日本の鉄鋼業の成長を支え、日本の高度経済成長に大きく貢献したとされています。1960年代から70年代にかけて、オーストラリアはそれまでのイギリス中心の貿易からアジアの国々中心の貿易へと変わり、その中でも特に日本が主要な取引相手となりました。

昨年7月に調印された日本・オーストラリア経済連携協定(日豪EPA)が1月15日に発効となり、今後の両国経済に及ぼす影響に注目が集まっています。そうした経済面以外にもオーストラリアに関する様々なニュースに、ぜひ気をつけてみてください。

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