ーAll About受験ガイド高橋公英さんー
わが子を合格に導くヒントとテクニック

入試直前でよくある悩み。受験やめる?

入試直前の12月になって、中学入試を断念する受験生がいます。模試を重ねてきて、この時期の合否判定で志望校に届いておらず、しかも勉強に身が入っていないし、いくら言ってもエンジンがかからない状況に陥ると、どうしても弱気になってしまうからです。「それならもう受験やめる?」という台詞が思わず口をついて出てしまう。しかしながら、これまで犠牲にしてきた色々なもの、特に費やした時間を思うと、ここでやめたらとても悔やまれます。受験生のためにはいったいどうしたら良いのでしょうか。そんなご相談があったときには、次のように答えています。

■子どものことを第一番に考える

今流行の言い方では「チルドレン・ファースト」ということでしょうか。親として費やした時間とお金に加えて精神的な負担、周囲に受験すると言ってしまった手前引っ込みがつかないといった、大人の事情を優先させてしまいがちです。結局なんとかなだめすかして受験させる方を選んでしまう。それが本当に子どものためなのかどうかもう一度考えていただきたいのです。

もちろん、一時的なスランプで受験を続けても大丈夫なこともあります。反対にもう心が折れて再度受験に向き合う気力が残っていないこともあるのです。ですから子どもにとって本当に良い選択をするべきなのです。ここまでの受験勉強を振り返って親子としてどうだったのか思い出してください。必死に子どもの尻を叩き続けてなんとかやってきてはいませんか?子どもの笑顔を毎日見ていますか?疲れた顔で下むいてばかりのわが子しか思い浮かばないようなら考えものです。

小学校5年、6年生は11、12歳です。思春期の入り口にさしかかった難しい時期。実は子ども扱いされるのを嫌い、1人の人間として扱ってやらないと親に反発する頃です。そんな時期に親子関係が悪くなると後々響いてきます。そのリスクを犯してまでも続けなくてはいけないのか考えるべきです。それほど悪い関係になっていなければ、親子の話し合いでなんとかなるかもしれませんが。

■子どもが納得して受験を選んでいるのか

「あなた、そんなにやる気がないんだったら、もう受験やめる?」と尋ねれば「いやだ!やめない!」とほぼ全員が言うでしょう。それは親の意向を組んで言っているのです。本当に納得して受験に臨んでいるならば、自分でもなんとかしなくちゃいけないと感じているはずです。そこを見極めなくてはいけません。問い詰める口調ではなく、冷静に本当の気持ちを語れる状態で話を聞くようにしないと、子どもは本音を語ってくれません。場合によっては親子ではない第三者の大人に子どもの本心を確かめてもらうとよいでしょう。本人が納得しているならば、必ず現状を抜け出せる道があるはずです。

■志望校合格がゴールではない!

もう一つ考えておかなくてはならないことがあります。受験勉強をしている場合に、ともすると合格することがゴールだと思いがちですが、実はそうではないのです。東大合格者を大量に出している中高一貫校ですら、「深海魚」と呼ばれる生徒が一定数出てしまうのです。それは入学後に成績がふるわず下位の順位に甘んじて、そのまま卒業に至るというものです。入試の時点で伸び切ったゴムのようになって合格した場合に、その後は遊んでしまい入学後の授業についていけなくなって、一度そうなるとなかなか取り戻すのは難しく、成績が下位に低迷して大学入試で苦労したり、場合によっては転校や中退したりするのです。難関大学に合格者を排出する学校だけでなく、2番手3番手校や有名私大附属校でも同じような例は枚挙にいとまがありません。中高一貫校では6年間も同じ学校生活が続きます。入学試験で終わりではないのです。毎学期の定期テストに備えなくてはなりません。子どもは短期的な視点でしか入試を見ていないので、そうしたことを知りません。先程の「本人が納得して受験に向かっているか」に通じますが、将来のことを少し話し合ってみてはいかがでしょうか。

こうした話し合いの結果、受験を続けるにしても、やめるにしても後悔しない道を選んで欲しいものです。

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