ーAll About受験ガイド高橋公英さんー
わが子を合格に導くヒントとテクニック

中学受験生はまだまだ幼い子ども

2014年の中学入試が始まりました。首都圏最大の決戦は2月1日の東京・神奈川入試です。入試直前の受験生の過ごし方や家庭での支え方については、過去に幾度も触れていますので、そちらの記事をご参考になさって頂けたらと思います。

ところで、中学入試はまだまだ幼い小学生が受験するからこその、保護者の思い通りにならないことが起こります。今回はそのことについて考えてみます。

■教わっている内はできるようにならない

中学受験生の入試直前の集中学習サポートをしたことがあります。当時は有名進学塾に通っていたのですが、中々模試の成績があがらないというSOSがあったのです。

入試を目前にした時期であり、普通のやり方はできないので、ひたすら志望校の過去問題集を解いてもらいました。その様子を見て感じたのは、教わり慣れしているのではないかということです。さすがに受験直前なので、全く歯がたたない問題はないのです。しかしどこかで引っかかって最期まで解けない問題が多々あります。箸にも棒にもかからない状況ではなくても、これでは得点にはつながりません。入試には「惜しかった」は通用しないからです。

つまずいたポイントを自分で粘って考えて突破しようという姿勢が見られず、ヒントを貰って解こうとする癖がついていました。確かにわからない部分は質問して教えてもらうのは必要です。しかし、それで済ませていると、いつまで経っても自分で解けるようになりません。質問をして「ああ、わかった」で済ませていたために、地力で解く力が養えなかったのです。どうすればよかったのかというと、理解した後に再度自分で解き直してみるというプロセスが必要だったのです。

解き直してみて、独力で解けるならば、次からは解ける可能性は大きくなります。ところがそれをしないで、解説を聞いただけでいるとすぐに忘れてしまいます。そのために、次回も最初と同じ部分でひっかかってしまうのです。この生徒だけでなく、入試時期に惜しいところまで力がついてきているのに、あと一歩の生徒が少なくありません。

小学生は子どもですから、自分から解き直してできるようにする生徒はそんなに多くはありません。私が接した小学生の中で、1年生ながら短文を用いた漢字の読みの学習をすると、そのプリントを読めた短文もそうでないものも含めて、頭から終わりまで3回読み直す子どもがいました。もちろんその子はメキメキ漢字の力をつけました。

できなかった問題ができるようになることが、学力アップだという典型です。だからしっかりした復習をしないと実力がつきません。

■試験に臨む心構え

塾や家庭教師の先生から、試験はどうやって受けたら良いか聞かされているはずです。でも、そこは子ども。いざとなると舞い上がって、全部忘れてしまうことだってあります。

問題を最初から順番に解くのではなくて、全部の問題に目を通して組みやすそうなものからやろう。と、言われているのに順番通り解いて、途中で引っかかって先に行けなかったということが起きます。解答用紙には余計なことは書いていけないのに、計算を書いてしまったりもします。

大人は大事なイベントの直前には、自分でイメージトレーニングのように、頭のなかでリハーサルをすることができます。でも小学生にはなかなか無理でしょう。思わぬプレッシャーに我を忘れることがあるのです。ご家庭での普段の学習から繰り返し、言い続けて実際にそのようにやって、それを習慣化しないと本番で同じようにできないのです。

アスリートでも大きな大会で良い成績を残した選手が「無我夢中で何も覚えていませんが、体が勝手に動きました」というコメントをすることがあります。それと同じで、手順をロボットのようにできるように刷り込んでおけば、本番でも実力が発揮できるのです。小学生は自分でそこまで意識してはできないので、どうしても大人がサポートしてやる必要があります。

いかがですか。保護者の方々は高校受験・大学受験の経験から中学入試を見てしまいがちですが、そこは小学生が受けるもので、子どもだから色々とつまらないミスも起こりやすいということを、意識してお子さんの受験をサポートしてあげて欲しいと思います。

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