ーAll About受験ガイド高橋公英さんー
わが子を合格に導くヒントとテクニック

小学生なりの教養を備えるには

■ショートカット(最短距離)を急がないで!

「これだけニュースで話題になっているのに、それを知らないの?」最近の小学生と話をしていて、そう感じることが増えてきています。理科や社会では、小学生であっても「教養」を問われるのが中学入試の問題です。

鉄人会の一通入魂のコーナーにも、そうした記事がアップされていますね。例えば次の記事です。

中学受験勉強を経て中学生になった子どもに聞くと、中学の理社のかなりの部分は中学受験で学んだことが基礎になっていると言います。そうなのです。検定教科書では薄い内容ですが、中学受験では公立中学の定期試験で通用するくらいの濃い学習をしています。

ということは、小学生にとってそれだけハードルが高いわけです。算数や国語はできるのに、理社が苦手な生徒がいます。それは、その子どもの知識と学習内容のギャップが大きいことから来ているのだと思います。

■小学生なりの教養とは

理科や社会で何が問題かといえば、教科に登場する用語です。どうしても学術的な用語が含まれるために、子どもにとって抽象的で直感的に理解できないことがらが多いのです。

例えば、タネは種子、芽が出るは発芽というように、知っている言葉が難しくなって登場します。まだこれは理解できるでしょう。しかし、単子葉類や双子葉類のように、漢字の知識がないと類推できない言葉が多数登場します。社会では、言葉が制度や概念を表すので、より難しくなります。例えば国民主権や公共の福祉という言葉。勉強以外で聞いたことがないかも知れません。

ですから、こうした難しい言葉を授業で初めて聴くのでは、ついていくのがやっとではないでしょうか。少なくとも「聞いたことがある」レベルにしておきたいもの。それが、小学生なりの教養だと思います。

■小学生としての教養を身につける方法

近ごろは子どもにテレビを見せることを制限する保護者が増えています。特に中学受験するような教育熱心な家庭では。そのために、子どもが見たいテレビ番組をハードディスクレコーダーに録画しておいて後で見せるというスタイルをとるのでしょう。そうすると番組と番組の間の5分の定時ニュースでさえも、見ることがなくなってしまいます。

最近の小学生に「いま話題のニュースは何か?」と質問しても、「テレビをあまり見ないから知らない」と言います。ところが中にはニュース番組を親と一緒に見ていて、「それは◯◯でしょ」という子どもがいます。そうした子は、例えばシリアがだいたいどこにあるかを知っていますし、沖縄のオスプレイの配備問題も知っていたりします。また天気予報で気象予報士が解説した「三寒四温」や「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を覚えています。

これが、小学生からは遠い日本や世界を扱う社会や、日常の現象に潜む法則の解明をする理科につながっていくのです。

現代は、社会全体が最短で物事を達成しようとする圧力が強いために、中学受験も回り道せずに直接的に教科の内容を学習させようとします。しかし結果的に、頭でっかちで詰め込む情報ばかりで、生きた知識として応用が効かないものになりがち。

むしろ、断片的でも幅広い分野の用語を知り、漠然としたニュアンスでも世の中や自然の仕組みを知ることが、理社の力を向上することにつながります。

もちろん、本からそうした知識を吸収できる子どもがいます。しかしながら、そうした子どもばかりではないことを考えると、テレビの活用が一番簡単ではないでしょうか。子どもの教養を向上させる番組を選んで見せてみませんか。

  • ・NHK大河ドラマ
  • ・気象情報
  • ・定時ニュース
  • ・科学ドキュメンタリー
  • ・歴史番組

これらの他に教育テレビの高校講座を見ているという小学生がいました。合同や相似をそれで見て知っていたのです。小学校の内容を超えていても、図解しながらわかりやすく説明するので、案外ついていける回もあるそうです。

受験生である6年生でなければまだ時間にも余裕があるので、こうした番組を見たり、博物館や科学館へ行って実際に体験したり、小学生の教養を高めるチャンスを活かしましょう。

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